[東京 18日 ロイター] オリンパス(7733.T)は17日夜、投資家向け電話会議を開き、森久志副社長がマイケル・ウッドフォード前社長の解任について説明した。会議に出席した投資家によると、森副社長は、ウッドフォード氏が取締役の立場として出すべきではない情報を開示したとして、法的対応を含めて大いに検討していく必要があると語った。
2008年の英医療機器メーカー、ジャイラスの買収に絡むファイナンシャル・アドバイザー(FA)費用が約6億ドルなどとする一部報道の真偽に関する質問に対しては、森副社長は「正しくない」とし、約6億ドルの半分以下との認識を示したという。
FA費用には現金部分とオプション部分とがあり、オリンパスグループ内でジャイラスを再編したことを受けてオプションを買い取ることになったと説明。オプションの仕組みなど詳細は言及しなかったが、オリンパスとのシナジー(相乗効果)が明確になったことでオプション価値が上昇、結果として想定よりも高くなり、買収金額の5%を超えたと釈明した。
ジャイラスの減損リスクに関する質問に対しては、毎期決算時に監査法人が適正に評価しているほか、ジャイラスの事業が順調なため、今のところ償却リスクはないとの見方を示したという。
さらに、ウッドフォード前社長が解任直前に「重大な企業統治上の懸念」を理由として菊川剛会長と森副社長の辞任を求めていたとする一部報道については、森副社長は事実であると認めた。また、ウッドフォード前社長の解任を受けて株価が急落したことを謝罪した。
(ロイターニュース 白木真紀;編集 内田慎一)