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EFSFのレバレッジ、ユーロ圏新発債の保証案が有力=EU筋

 10月18日、EU当局者が明らかにしたところによると、23日のEU首脳会議では、EFSFのレバレッジに関し、ユーロ圏新発債への保証案で合意する可能性が高い。写真はブリュッセルの欧州委員会本部。昨年10月撮影(2011年 ロイター/Francois Lenoir)

 [ブリュッセル 18日 ロイター] 23日の欧州連合(EU)首脳会議では、欧州金融安定ファシリティー(EFSF)のレバレッジに関し、ユーロ圏で新たに発行される債券について損失が出た場合にEFSFが一部を保証するという案で合意する可能性が高い。EU当局者が18日明らかにした。

 この案では、スペインやイタリア、もしくは他のリスクが高いユーロ圏の国が国債を発行した時に、EFSFが投資家にデフォルト(債務不履行)した場合の損失の一部を保証する。

 あるユーロ圏当局者は「これが有力な案だ」と述べた。ただ、EFSFのレバレッジについては、他の案も検討されているとも語った。  

 損失の20─30%を保証することで、EFSFには3─5倍のレバレッジをかけることが可能になる。4400億ユーロのEFSFのうち、約3000億ユーロが依然活用できるとすると、レバレッジをきかせた場合、EFSFは1兆ユーロ超に拡充し、スペインやイタリアの少なくとも来年までの資金調達ニーズにこたえることが可能となる。 

 ただ、特定のレバレッジ水準を設定せず、どの国の国債を保証するかや市場の状況を踏まえてレバレッジ規模を設定する可能性が高い。

 経済シンクタンク、リ・ディファインのマネージング・ディレクター、ソニー・カポール氏は「ある国の国債発行でどの程度の保証をつけるかという決定でEFSFは柔軟性を持ち合わせる必要がある。保証の規模は発行国、国債の年限、発行時期などに左右される」と述べた。

 例えば、イタリアが50億ユーロの国債発行を11月中旬に予定している場合、EFSFは事前に機関投資家とどの程度の保証を付けるかを協議する。スペインが同じ週に50億ユーロの国債発行を予定している場合、保証規模はイタリア国債の水準を上回ることもあれば、下回ることもある。

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