October 26, 2011 / 9:22 PM / 7 years ago

EU首脳が銀行の資本増強で合意、中核的自己資本9%に

 [ブリュッセル 26日 ロイター] ポーランドのトゥスク首相は26日、欧州連合(EU)首脳が、銀行の資本再編について、中核的自己資本(Tier1)基準を9%とすることで合意したと明らかにした。欧州の主要銀行は2012年6月を期限に増資を求められる。

 10月26日、ポーランドのトゥスク首相は、EU首脳が銀行の資本再編について、中核的自己資本基準を9%とすることで合意したと明らかにした。アテネで撮影(2011年 ロイター/Yiorgos Karahalis)

 銀行の資本再編は、ギリシャ債務の民間負担と欧州金融安定化ファシリティー(EFSF)の拡充とともに、債務危機解決に向けた包括策の柱のひとつ。

 トゥスク首相は記者会見で「健全性審査(ストレステスト)に参加した銀行は、資本を積み増す必要がある。自己資本は9%を最低水準とする」と語った。

 欧州では、今年既に域内の90行を対象にしたストレステストを実施済み。ただ、多くの投資家の間では、基準が甘すぎ、ギリシャ国債がデフォルト(債務不履行)した場合の影響を適切に査定していない、との批判がある。

 首相は「銀行は来年6月までにこの自己資本比率を達成する必要がある」と語った。ただ、どの程度の追加資本が必要になるかは明らかにしなかった。

 一方、関係筋がロイターに明らかにしたところによると、銀行の資本増強規模は1000億─1100億ユーロ(1380億─1520億ドル)になる見通し。

 EU首脳会議の声明草案では、自己資本基準を満たすため、銀行によるバランスシート上のローン資産の過度の縮小や融資凍結を招いたりしないよう各国当局に求めている。

 ポーランドのロストフスキ財務相は銀行の資本増強について、ギリシャ債務の削減やEFSFの拡大でもユーロ圏首脳が合意できて初めて効果が見込めるとし「他の策なしでの成功の可能性はない」との認識を示した。

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