November 7, 2011 / 3:48 AM / 9 years ago

ユーロ圏財務相、EFSF拡充で11月末までの最終決定目指し協議へ

 [ブリュッセル 7日 ロイター] ユーロ圏財務相会合が7日に開催される。イタリアの債務問題に対する警戒感が高まるなか、各国財務相は、欧州金融安定ファシリティー(EFSF)拡充の詳細を11月末までに決定する方針で協議を進める見通し。

 11月7日、ユーロ圏財務相会合が開催される。フランクフルトで9月撮影(2011年 ロイター/Ralph Orlowski)

 ユーロ圏首脳は先月、欧州金融安定ファシリティー(EFSF)の機能を4─5倍拡充することで大枠合意したが、テクニカル面での詳細はまだ決まっていない。

 あるユーロ圏当局者は「もともと年末までに詳細を詰める予定だったが、先週のギリシャの(国民投票めぐる)問題を受け市場の緊張は高まった。次に何が起こるのかわからない状態で、テクニカル面の詳細を最終決定することを急ぐ必要があるとの認識がある」と語った。

 そのうえで「イタリアなどの国への圧力を踏まえると、大きな課題に直面しており、(レバレッジを利用した)EFSFを今月末までにまとめる必要があるだろう」と述べた。 

 <イタリアとギリシャ> 

 イタリアのトレモンティ経済・財務相は7日の会合で、10月末に提示した経済改革について、どのように実施するかの具体策を各国財務相に説明する予定。イタリアの経済改革については、国際通貨基金(IMF)が今後進展を監視していく方針となっている。

 ギリシャのベニゼロス財務相も、財政再建の進捗状況を説明する。欧州連合(EU)は10月27日にまとまったギリシャ向け支援について、同国議会が承認しない限り実施しない方針。EUとIMFからの80億ユーロの次回融資を12月中旬までに受けなければ、ギリシャの資金は枯渇する。

 ある当局者は「ベニゼロス財務相からの説明後、次回融資についての協議があるだろう。ギリシャ当局者によるコミットメントがない限り、融資は実施されない」と語った。 

 <EFSFレバレッジにおけるIMFの役割> 

 IMFの高官、恐らくアントニオ・ボルゲス欧州局長がユーロ圏財務相会合に出席する予定。

 ある関係者は「EFSFレバレッジにおけるIMFの関与はまだ決まっていないが、IMFが発言権を確保しているということは重要だ」と述べた。  

 EFSFをめぐっては、中国やブラジルなどの主要新興市場国からの投資が期待されていたが、20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)後に記者会見したドイツのメルケル首相は「EFSFに協力する用意を表明した国はほとんどなかった」と述べた。 中国やブラジルなど、EFSFへの出資が期待された国は、資金拠出を確約する前に詳細な情報を得る必要があるとの姿勢を崩さなかった。 

 関係筋によると、一部の国はEFSFへの直接投資よりも、IMFを通じた出資により関心を示している。ある当局者は「IMFの関与を求めているようだ。IMFの関与により他国も関与が可能になる」と指摘した。 

 

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