[北京 10日 ロイター] 新華社によると、中国は模造品や海賊版の取締りを強化するため、専門の政府機関を設置する。
9日の国務院会合で決定された。その他の詳細は未決定だが、自治体は一層の取締り強化を求められるという。
会合では、製造業者に対する監督強化と、食品、化粧品、建設資材、機械、医薬品、エレクトロニクス、自動車部品など、広範囲にわたる製品の調査強化を求めた。
新華社は、国務院の声明を引用し、警察は管轄を超えて取り締まりを強化できる制度を確立する必要があると伝えた。
声明は「われわれは、著作権侵害および模造品の生産・販売対策において、極めて困難な課題に直面している。したがって、制度的、法的取り組みが必要だ」と述べた。
中国はこれまでにも、模造品や海賊版の対策として多数の措置を講じているが、問題は依然、広範囲に及んで定着している。