November 11, 2011 / 6:23 AM / 8 years ago

大塚製薬とルンドベック社、中枢神経領域で世界シェア第2位へ 

 [東京 11日 ロイター] 大塚ホールディングス(4578.T)は11日、子会社の大塚製薬が、デンマークのルンドベック(LUN.CO)と中枢神経領域においてグローバル・アライアンス契約を締結したと発表した。

 両社の売上高を併せると、イーライリリー(LLY.N)に次いで、中枢神経領域で世界第2位のシェアになる。

 大塚製薬の岩本太郎社長は「ビッグファーマを含めて多くの会社と交渉し、ルンドベックが最高のパートナーとして契約を結んだ」と述べた。

 両社は中枢神経疾患を対象にした最大5つの化合物の研究、開発、商業化に向け、協力体制の構築を目指す。大塚製薬の主力薬の抗精神病薬「エビリファイ」の後継薬として開発を進めている「OPC―34712」やエビリファイのIMデポ(月一回の注射剤)に加え、ルンドベック社が創製した3つの化合物が対象となる。

 ルンドベックは、大塚製薬が創製した開発後期段階にある2つの化合物の共同開発・商業化に向け、契約一時金や開発・承認の達成金、売上達成金など最大約18億ドルを大塚製薬に支払うことで合意。一方、ルンドベックが創製した3つの化合物については、大塚製薬が後期臨床第2相試験終了後に、共同開発・共同販売契約をする権利を有する。この3つの化合物については「今後10年間にわたって後期フェーズに入ってくるものから選ぶ」(岩本社長)という。

 ルンドベック社の ウルフ・ウインバーグCEOは、大塚製薬との提携について「過去に類のない、最大規模のもの」と評価した。

 これまで大塚製薬が北米やアジアでの、ルンドベックが欧州での中枢神経領域の基盤を築いており、両社が提携することにより相互に基盤を補完していく。

 大塚製薬は中枢神経領域とがん領域が2本柱。抗精神病薬「エビリファイ」は、2011年3月期の売上高が3658億円で、連結売上高の約33%を占めている。2015年4月に米国で特許が切れるため、16年3月期以降の収益の落ち込みを小さくする方法が課題となっていた。

(ロイターニュース 清水 律子)

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