November 17, 2011 / 11:23 PM / 8 years ago

ローマ法王の「キス写真」、バチカンが法的措置へ

 11月17日、ローマ法王庁(は、ローマ法王ベネディクト16世とイスラム教指導者アフマド・アル・タイーブ師がキスしている合成写真を用いたベネトンの広告について、掲載中止を求めて法的措置を取る考えを明らかにした。写真左がローマ市内に掲示された問題の写真。16日撮影(2011年 ロイター/Stefano Rellandini)

 [バチカン市 17日 ロイター] ローマ法王庁(バチカン)は17日、ローマ法王ベネディクト16世とイスラム教指導者アフマド・アル・タイーブ師がキスしている合成写真を用いたベネトンの広告について、掲載中止を求めて法的措置を取る考えを明らかにした。

 イタリアのアパレル大手ベネトンは16日、「Unhate(反・嫌悪)」をスローガンに掲げた広告キャンペーンを開始。ローマ法王とイスラム教指導者のほか、オバマ米大統領と中国の胡錦濤国家主席、イスラエルのネタニヤフ首相とパレスチナのアッバス自治政府議長、サルコジ仏大統領とメルケル独首相らがキスする合成写真を使っている。

 これに対し、ローマ法王庁は、写真の使用を中止させるための「厳密な法的措置を講じる」ようイタリア国内外の弁護士に依頼。メディアでの掲載中止も求めているが、ベネトンを相手取って訴訟を起こすかどうかは明らかになっていない。

 ローマ法王庁は声明を通じ、広告は「法王とキリスト教会の尊厳を傷つけるだけでなく、信者の心情も害する」と批判している。

 16日朝にバチカン近くの橋に掲げられたローマ法王の「キス写真」は、法王庁の抗議を受けて撤去されたが、ローマ市内の観光名所であるトレビの泉近くの店舗には17日朝の時点でまだ掲載されている。

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