November 29, 2011 / 6:08 AM / in 7 years

シリアのデモ弾圧は「人道に対する罪」、国連調査委が報告書

 11月28日、反政府デモへの弾圧が続くシリアについて、国連の独立調査委員会は報告書を発表。写真はホムスで行われた反政府デモ。23日撮影。提供写真(2011年 ロイター)

 [ジュネーブ 28日 ロイター] 反政府デモへの弾圧が続くシリアについて、国連の独立調査委員会は28日、報告書を発表。その中で、シリア軍や治安部隊が、子ども256人を含む市民の殺害や拷問、レイプなど「人道に対する罪」を犯していると指摘し、アサド政権に対し、人権侵害をやめ、海外メディアや人権監視団体などを受け入れるよう求めた。

 8月の国連人権理事会決議により組織された同調査団は、被害者や軍から離反した兵士を含む目撃者ら223人に聞き取り調査を行った。39ページに及ぶ報告書では、3月以来続くデモ弾圧の中で行われたシリア軍らによる処刑、拷問、レイプ、拉致などの実態が明らかにされている。

 離反兵士らは武器を持たないデモ参加者に対し、警告なしに銃撃するよう命令を受けたと証言。その命令に従わなかった兵士は治安部隊や軍の狙撃兵に撃たれたという。

 また調査委は、軍や治安部隊が「恐怖を植え付ける手段」として、主に拘束されている男性や少年に対し、電気ショックや性的な拷問を行っていたと指摘。警棒を肛門に押し込まれたり、少年がレイプされるのを目撃したとの証言が複数あったとしている。また、神の代わりにアサド大統領を崇拝するよう強制するなど、心理的な拷問も行われているという。

 報告書は市民の保護を訴えるとともに、シリアへの武器輸出を禁じるよう各国に呼び掛けている。国連によると、同国ではこれまでに3500人以上が死亡。活動家らは約3万人が拘束されたとしている。

 

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