[ニューヨーク 2日 ロイター] サブプライムモーゲージ(信用度の低い借り手への住宅融資)を手がけるニュー・センチュリー・フィナンシャルNEWC.PKは2日、米デラウェア州の破産裁判所に、破産法11条の適用による債権保全を申請をした。
同社は従業員の54%に相当する3200人を削減。また、破産法のもとで大半の資産を45日以内に売却することを明らかにした。
債券回収(サービサー)業務をヘッジファンドのキャリントン・キャピタル・マネジメントに1億3900万ドルで売却、一部ローン債権などの資産をグリニッチ・キャピタル・ファイナンシャル・プロダクツCIT.Nに5000万ドルで売却することで合意した。
破産法適用中の資金として、1億5000万ドルをCITグループCIT.Nとグリニッジ・キャピタル・フィナンシャル・プロダクツから調達することを明らかにした。
同社はサブプライム市場の悪化で、複数の金融機関から債権の買い戻しを要求され、資金繰りが悪化していた。