July 27, 2007 / 10:03 AM / 12 years ago

株安は短期的調整、世界的信用縮小とならず=経団連会長

 7月27日、日本経団連の御手洗会長は株安は短期的な調整に終わるとの見通しを示した上で、世界全体の信用縮小にはならないと述べた。昨年5月撮影(2007年 ロイター/Toshiyuki Aizawa)

 [小山町(静岡県) 27日 ロイター] 日本経団連の御手洗冨士夫(キヤノン(7751.T)会長)は27日、東富士夏季フォーラム終了後の記者会見で、株安は短期的な調整に終わるとの見通しを示した上で、世界全体の信用縮小にはならないと述べた。また、円高傾向にある為替相場は、行き過ぎた円キャリー取引の調整などが背景にあるが、長期的には金利差を反映するため、急激な円高になることはないとの見方を示した。

 27日の日経平均株価は、一時500円を超える下げとなった。御手洗会長は「米国のサブプライムローン(信用度の低い借り手向け住宅ローン)の問題に端を発して、米国の株価が下落した。それに加え、急激な円高が進行したことが要因で株価が下げた」と分析したうえで「短期的な調整で、このことが世界全体の信用を縮小させることにはならない」との見方を示した。ただ、このところ国際商品市況や新興国の株価が上昇していたことを挙げ「これをきっかけに調整に入り、この調整はしばらく続く。従って、注意深い対応が必要だ」と述べた。

 サブプライム問題が米景気失速につながる懸念については「米景気は底堅い。サブプライム問題が米国の金融業界や景気に長期的なダメージを与えるとは思わないし、ファンダメンタルズを壊すとは思わない」と述べた。

 日本の景気については、米国向け輸出が鈍っているものの、高水準で推移する設備投資設備投資、個人消費の底堅さ、雇用情勢のひっ迫などの点を挙げ「景気指標や企業業績は底堅いものがある。中国やEU向けの輸出は高い。世界全体が5%成長にあり、日本は2%を少し上回る景気を持続できる」と述べた。

 対ドルで118円台まで進んだ円高については「新興国の株式市場を含めて、やや不透明感が出てきた。やや行き過ぎた円キャリーの調整も行われている」と背景を分析。今後については、欧米と日本の金利差が依然として開いているため「短期的な調整はあっても、長期的には急激な円高になって、とどまるとは思わない」との見通しを示した。

 また、日銀短観から見る企業の想定為替レートに比べてみても円高水準とは言えず「企業にとっては全く想定内の話。日本経済に大きく影響を及ぼすことはない」と語った。

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