August 9, 2007 / 10:23 AM / 12 years ago

仏BNPパリバ、サブプライム問題で3ファンドを凍結

 [パリ 9日 ロイター] フランスの大手銀行BNPパリバ(BNPP.PA)は、計16億ユーロ(22億ドル)相当の3つのファンドについて、米サブプライムローン(信用度の低い借り手向け住宅融資)市場の混乱を理由に価格算出、募集、解約・返金の業務を一時停止した。

 ドイツ連邦銀行(中央銀行)が米サブプライム問題の打撃を受けて多額の損失を出したドイツ産業銀行(IKB)IKBG.DEの救済策について協議を開始し、欧州中央銀行(ECB)がユーロ圏の金融市場を注視し、市場の円滑な機能を確実にするために必要であれば行動する用意があると表明する中で出たニュースは、すでに神経質になっていた欧州金融市場に衝撃を与えた。

 BNPパリバは声明で「米国の証券化市場の一部で流動性が完全に消失したため、質や信用格付けにかかわらず、一部資産の価格の算出が不可能になった」と説明。「投資家の利益を守り、公平な取り扱いを保証するため、このような異例の局面において、当社は一時的に純資産価値の算出や、募集および償還を停止することを決めた」としている。

 BNPパリバ・インベストメント・パートナーズによると、事実上凍結したのは、パーベスト・ダイナミックABS(Parvest Dynamic ABS)、BNPパリバABSユーリボー(NP Paribas ABS Euribor)、BNPパリバABSイオニア(BNP Paribas ABS Eonia)の3ファンド。

 この3ファンドの価値は7月27日時点で20億7500万ユーロだったが、8月7日時点で15億9300万ユーロ(21億9000万ドル)に減少したという。

 BNPパリバは、市場の流動性が回復し次第、価格算出を再開する方針。流動性が枯渇した状況が続いた場合には、想定される措置に関する追加情報を投資家に1カ月以内に通知するとしている。

 トレーダーからは、BNPパリバの発表が序盤の欧州株式市場の下落要因との指摘が出ている。パリ株式市場でBNPパリバは0935GMT(日本時間午後6時35分)現在、約3%下落している。

 ユーロ圏政府債先物は上昇。欧州クレジット市場では、序盤に縮小していたクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)のプレミアムが再び拡大している。

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