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サブプライム問題で世界金融市場やや不安定化、いくばくか日本に影響=日銀総裁
2007年9月14日 / 10:57 / 10年後

サブプライム問題で世界金融市場やや不安定化、いくばくか日本に影響=日銀総裁

 [東京 14日 ロイター] 内閣府幹部によると、14日午後に開催された月例経済報告等に関する関係閣僚会議で、福井俊彦日銀総裁は、日本経済の先行きについて、緩やかだが息の長い拡大が続く可能性が高いとし、最近の市場動向について、米サブプライムローン(信用度の低い借り手向け住宅ローン)問題によって世界の金融市場がやや不安定化しており、いくばくか日本の市場にも影響が出ていると述べた。

 9月14日、内閣府幹部によると日銀総裁(写真)は最近の市場動向について、米サブプライムローン問題によって世界の金融市場がやや不安定化しており、いくばくか日本の市場にも影響が出ていると述べた。1月撮影(2007年 ロイター/Michael Caronna)

 福井日銀総裁は日米欧の企業金融について、リスクに対する慎重な姿勢が資産担保証券(ABS)にとどまらず、クレジットマーケット全体に影響を及ぼし、社債の国債に対するスプレッドは日米欧ともに少し拡大していると説明した。ただ、このスプレッドは2003年から2004年にかけて大幅に縮小していたとして、行き過ぎたスプレッドの縮小が修正されたとの理解が十分可能との見方を示したという。

 また、福井総裁は日米欧の金融市況に関連して、日本の株価の下落幅が欧米と比べてやや大きくなっていると言及。背景として、外国人投資家が流動性確保のために日本株の売却に転じた点を挙げたほか、円高もこれに影響しているとの見解を示したという。

 福井総裁はこれらの動きについて、リスクの再評価、プライシングを見直すためのプロセスとみなすことができるとした上で、実体経済への影響、特に海外経済への影響について、注視する必要があるとの見方を示したという。

 また、内閣府幹部によると、渡辺喜美金融・行政改革担当相は同会議で、米国の8月雇用統計が悪かった点や、米国の貯蓄率が伝統的な水準に戻ることになれば相当米国経済が減速する可能性などについて言及。「ボンドの世界でお金が流れにくくなることがもっと激しくなると、米国のファイナンスの問題につながる」との見解を示したという。また、渡辺担当相は、一番厄介なことは、「ダラークライシス」が発生することで、そうなれば日本は一番困ると指摘。「ニクソンショックと同じような状況になるかもしれないという人もいることで、十分にウォッチしてもらいたい」と指摘したという。

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