September 18, 2007 / 2:45 AM / in 12 years

体臭のにおい方、違いは汗でなく鼻にあり=米研究

 [シカゴ 16日 ロイター] 体臭を人がどう感じるかは、受け手側のある遺伝子の違いによって決まる可能性があるとの研究結果が明らかになった。米デューク大とロックフェラー大の研究チームが16日付の科学雑誌「ネイチャー」(電子版)で発表した。

 米デューク大学の松浪宏明氏らの研究チームは、体内で男性ホルモンのテストステロンが分解される際に生成される「アンドロステノン」に着目した。アンドロステノンは、男女を問わず汗に含まれる物質だが、男性の汗により高い濃度で含まれる。

 汗をかいた男性のにおいは、「バニラのような」や「尿のような」、あるいは「無臭」など、受け手によって異なるが、においの感じ方は「OR7D4」と呼ばれるにおいの受容体遺伝子の違いに大きく関係しているとみられるという。

 アンドロステノンの受け取り方が人によって違うことは良く知られていたが、その根拠についてはこれまで明らかにされてこなかった。

 同チームが、鼻でにおいや化学物質をかぎ分ける際に使われる400のにおいの受容体の大部分に対して汗の化学物質をテストしたところ、「OR7D4」がアンドロステノンに強い反応を示した。

 次に、この遺伝子が変化すると、男性の汗に含まれるアンドロステノンに対する人間の知覚にも影響があるかどうかを調べ、400人の被験者から血液サンプルとDNAサンプルを採取した。

 その結果、この遺伝子がわずかに異なることにより、アンドロステノンが刺激臭であるか、甘いにおいか、バニラのようなにおいか、無臭であるかなどが決定されることが分かったという。

 人間の体におけるアンドロステノンの作用についてはあまり知られていないが、豚では、雌を交尾に誘引する強力な役割を果たすことが分かっている。

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