[東京 11日 ロイター] 吉野家ホールディングス(9861.T)の安部修仁社長は11日、2007年8月中間決算発表の会見で、吉野家は全国一律という価格戦略を転換すると述べた。ただ、値上げのスタンスとは違うという。
安部社長は、価格設定について「地域別の事情に合わせ、適合する価格帯を見つけながらやる。全国一律の価格帯という考え方は転換する」と述べた。
ただ、現時点で、いつ、どこで、どのような価格を導入するかという具体的考えはなく「明確に値上げというスタンスには立っていない」と語った。
安部社長は、12月―来年2月の第4・四半期には、来期の価格戦略や牛丼販売時間などを決めたいとした。牛丼の24時間販売は、今下期にも織り込んでいないという。