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金融市場の完全回復には時間かかる=FRB議長
2007年10月16日 / 00:40 / 10年後

金融市場の完全回復には時間かかる=FRB議長

 [ニューヨーク 15日 ロイター] 米連邦準備理事会(FRB)のバーナンキ議長は15日、米金融市場は今年夏の混乱からやや持ち直したが、完全回復には時間がかかるとの認識を示した。また、FRBは市場の安定に加え、持続可能な成長と物価安定を支援するため必要に応じ行動する、と述べた。

 10月15日、FRBのバーナンキ議長は、米金融市場の完全回復には時間がかかるとの認識を示した。1月撮影(2007年 ロイター/Kevin Lamarque)

 議長はニューヨーク経済クラブでの講演で「金融市場の状況は8月中旬の最悪期から改善したが、完全回復には時間がかかるだろう。今後、混乱がぶり返す可能性もある」と述べた。

 また、金融混乱が「信用コストと経済全般に与える最終的な影響は不透明だ」と指摘。「現在、FRBは状況を注視しており、効率的な市場機能と持続的な成長のほか、物価安定を支援するために必要に応じ行動する」と述べた。

 FRBは9月18日に翌日物の政策金利を予想以上に0.5%引き下げ4.75%としたが、議長は「より迅速に行動することで」、住宅市場の問題に端を発した金融混乱が経済に与える影響を未然に防げると期待したことを明らかにした。

 また同時に、現在落ち着いてみえるインフレ圧力が再燃すれば、方針を転じ金利を引き上げる用意があるとの見解も示した。

 FRBは10月30─31日に連邦公開市場委員会(FOMC)を開くが、フェデラルファンド(FF)金利先物相場では同FOMCでの利下げの確率は32%となっている。

 9月のFOMC以降発表された経済指標については、住宅市場の低迷が2008年初めにも「かなり」持ち越されることが示されていると指摘し、FRBとしては、クレジット市場のタイト化が企業や家計の支出に影響を与えるかを注視していると述べた。

 また、住宅市場が低迷あるいは下落しても所得の伸びが消費支出を支えるため、雇用と労働所得の状況も注視していくとした。

 議長は「労働市場はやや冷え込む兆しをみせているが、今のところ一時的なものだ。実質所得は着実なペースで依然伸びている」と述べた。

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