[ニューヨーク 18日 ロイター] 米著名投資家ウォーレン・バフェット氏は18日、自身の率いるバークシャー・ハザウェイ(BRKa.N)(BRKb.N)が、保有していた中国石油天然ガス(ペトロチャイナ)(0857.HK)株をすべて売却したことを明らかにした。
同氏はフォックス・ビジネス・ネットワークでのインタビューで「価格を基に判断して売った」と述べ、「100%バリュエーションに基づいた決定だった」と付け加えた。
また、売却以降ペトロチャイナ株はさらに上昇したことから、おそらく時期が早過ぎたとの見方を示した。
バークシャーは一時、ペトロチャイナの上場株の11%以上を保有していた。
これとは別に、バフェット氏はバークシャーが米ベアー・スターンズBSC.Nの株式を取得する可能性があるとのうわさを否定した。ベアー・スターンズは今年、傘下の2つのヘッジファンドの破たんや評価損の計上などに悩まされ、株価が27%下落している。
同氏はまた、米住宅金融大手カントリーワイド・フィナンシャルCFC.Nと高級住宅建設ホブナニアン・エンタープライジズ(HOV.N)についても、株式を取得していないと述べた。カントリーワイド株は年初来61%、ホブナニアン株は同70%下落している。
バフェット氏は、5月の株主総会で買い進めていると述べていた通貨が、ブラジルレアルだったことも明らかにした。