[千葉 25日 ロイター] 日産自動車7201.Tのカルロス・ゴーン社長(仏ルノーRENA.PA社長兼務)は25日の記者会見で、日産とルノーの営業利益率はその潜在力を下回る水準にあると指摘した上で、これを改善していくとの決意を示した。
ゴーン社長は「日産については、営業利益率が8%を下回れば運営が上手くいっていないことを、8%を上回れば上手くいっていることを示していると考えている。非常に単純なことだ」と述べた。
日産の2006/2007年会計年度の営業利益率は7.4%に低下した。
さらにゴーン社長は「日産の潜在的な営業利益率は8%を大きく上回っていると思う。競争力と収益性という点において、トップの水準を維持していく」と語った。
また、ゴーン社長は、2009年のルノーのマージンの目標を6%に設定している。
ルノーは同社の「コミットメント2009」に基づき、2009年までに営業利益率の平均を現在の4%から6%に引き上げることを目標に掲げている。