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金利調整時期を誤ると経済振れる、タイミングは難しい=日銀総裁
2007年11月1日 / 07:39 / 10年後

金利調整時期を誤ると経済振れる、タイミングは難しい=日銀総裁

 [東京 1日 ロイター] 福井俊彦日銀総裁は1日、午後の参院財政金融委員会で、金融政策運営について「うっかりして金利設定のタイミングを誤ると、先行き実体経済の振れが大きくなるリスクがある」と指摘。タイミングを正確につかむことは難しいとしながら「迷ってばかりいて判断の目を曇らせるわけにはいかない」と語った。

 11月1日、福井俊彦日銀総裁、金利調整時期を誤ると経済の振れが大きくなるリスクがあると指摘。10月撮影(2007年 ロイター/Yuriko Nakao)

 福井総裁は、今後の金融政策運営に関し、低金利継続期待が先行きの経済の振幅を大きくする可能性にあらためて言及しながら「従来通り、徐々に金利水準を調整した方が、将来の景気振幅を大きくしないで済む」と指摘。

 その上で、金利引き上げのタイミングについて「正確につかむことは難しい」との認識を示したが、「迷ってばかりいて、判断の目を曇らせるわけにはいかない」とも述べた。

 福井総裁は、サブプライムローン(信用度の低い借り手向け住宅ローン)問題やそれに端を発した金融市場の混乱により、「(米国は)インフレリスクだけではなく、経済のダウンサイドリスクに非常に注目を払うようになっている」と指摘。世界経済は、新興市場国の高成長に吸収されながらも、「大きな調整過程が進行しつつある」と位置づけ、「日本経済へのダウンサイドリスクもやや強く感じさせつつある環境だ」と警戒感をにじませた。

 また、金融政策運営と資産価格の関連については「金融市場動向や不動産などの資産価格、為替相場を十分注目し、かつ丹念に分析して、実体経済・物価との関連を見極めながら政策運営をしている」と強調。こうした資産価格の動きは人々の経済の先行きの見方を反映しているとし「鏡として利用している」と述べた。

 続けて武藤敏郎副総裁は、日本の資産価格の現状について「過熱の状態にはない」との認識を示した。

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