January 16, 2008 / 8:08 AM / 12 years ago

銀行がワイド化、サブプライム関連の損失拡大を警戒=国内CDS市場

 [東京 16日 ロイター] 日本のクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)市場では16日、銀行セクターのドル建て劣後に急激なワイドニング圧力がかかった。

 米シティグループ(C.N)が15日発表した第4・四半期決算で大幅赤字となるなど米サブプライムローン(信用度の低い借り手向け住宅ローン)問題が深刻さを増しており、内外金融機関の損失が今後さらに拡大するとの警戒感が強まった。日本のCDSで指標となるiTraxxJapanシリーズ8のプレミアムにも16日、信用リスクを回避するプロテクションの買いの勢いが強まり、前日比で大幅に上昇した。

 みずほコーポレート銀行のプレミアムは、15日の65─75ベーシスポイント(bp)から16日には82bpに急上昇したほか、三井住友銀行、三菱東京UFJ銀行のプレミアムにも軒並み上昇圧力がかかった。

 みずほコーポレート銀行が15日、米証券大手メリルリンチMER.Nの資本増強に応じることが明らかになった段階で、マーケットでは邦銀の国際的地位復活として評価する局面もみられたが、邦銀のプレミアムは大幅に上昇した。銀行セクターの急激なワイド化について、新生証券・債券調査部シニアアナリストの松本康宏氏は「シティグループが大幅赤字となったにもかかわらず、マーケットで評価損が不十分と受け止められたことが大きく影響している。今後、サブプライムローン関連の損失がさらに増える可能性があり、影響が比較的軽かった邦銀の損失も拡大するとの連想が働いた」と述べた。

 iTraxxJapanシリーズ8のプレミアムが16日、取引開始の2007年9月20日以降、最高となる55.5bpで取引された。マーケットでは、米国の景気減速懸念が強まる局面で、日本企業の業績にも悪影響をおよぼしつつあることがワイド化の要因とみている。「サブプライムローン問題を解決する具体的な道筋が見えない状況で、急激な円高から輸出関連中心に日本企業の業績が悪化し、株式相場がさらに下がるシナリオを組める。信用リスクを回避するプロテクションの買いが勢いづいている」(外資系証券)との見方が出ていた。

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