January 21, 2008 / 9:35 PM / 12 years ago

円が上昇、世界的な株安を背景にキャリー取引が縮小=欧州外為市場

 [ロンドン 21日 ロイター] 21日の欧州外為市場で円が全般的に上昇し、対ドルで2年半ぶり高値をつけた。世界的な株安を背景に、投資家がリスク資産に対するエクスポージャーを削減する動きが急速に高まった。

 1月21日、欧州外為市場で円が全般的に上昇し、対ドルで2年半ぶりの高値。写真はロンドン市内にある為替相場ボード。2006年12月撮影(2008年 ロイター/Toby Melville)

 円は、主要通貨に対して大きく上昇。欧州とアジアの株式市場が大幅に値下がりし、国債など最も安全かつ流動性が高い資産に投資資金が集まった。ブッシュ米大統領が18日に発表した景気刺激策は、景気後退入りが懸念される米経済を支援するには十分でないとの見方が強まり、安全資産への資金集中に拍車が掛かった。

 1510GMT時点で、ドル/円は0.7%安の106.00円。一時、2005年5月以来の低水準である105.69円をつけた。 

 ユーロ/円は1.5%安の153.66円。一時、5カ月ぶりに153円を割り込んだ。

 主要6通貨に対するNY商品取引所(NYBOT)ドル指数は、0.6%上昇し76.87となった。ただドル指数の上昇は、投資家のドル保有意欲よりも、大半の主要通貨が全般的に弱含んだことによるところが大きい。

 米金利先物市場では、米連邦準備理事会(FRB)が08年に政策金利を2.50%以下の水準へ引き下げるとの見方が出ている。

 このFRBの大幅利下げを織り込む動きは欧州市場にも波及し、欧州金利先物市場では、欧州中央銀行(ECB)が08年に50bpを超える利下げに踏み切る可能性を織り込んでいる。1月初旬時点では、08年を通じて政策金利は現行の4%に据え置かれるとみられていた。

 ユーロ/ドルは0.8%安の1.4490ドル。ほぼ1カ月ぶりに1.45ドルを割り込んだ。

 ユーロの下落で、オプション市場でのボラティリティが高まった。ユーロ/ドルの1カ月物予想変動率(インプライド・ボラティリティ)は、3年ぶりに10%を上回った。

 21日は、米国市場がキング牧師誕生日で休場となるなか薄商いとなり、値動きの荒い展開だった。

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