January 22, 2008 / 4:46 AM / 12 years ago

再送:日銀だけメーンシナリオ維持の方向だと米欧とかけ離れてしまう=渡辺担当相

 1月22日、渡辺金融担当相は、日銀が金融政策の現状維持を決定したことについて「日銀だけがメーンシナリオを維持して利上げの機会をうかがうという方向性だと、米欧がそういう方向に行っていないのとかけ離れてしまう」との見方を示した。昨年8月撮影(2008年 ロイター/Kim Kyung-hoon)

 [東京 22日 ロイター] 渡辺喜美金融担当相は22日午後の閣議後の記者会見で、日銀の金融政策について「米欧ともに金融引き締めではなく金融緩和の方向で足並みを揃えている。日銀だけがひとり蚊帳の外では協調体制はうまくいかない」との見解を示した。

 そのうえで、同日の会合で金融政策の現状維持を決定したことについて「日銀だけがメーンシナリオを維持して利上げの機会を伺うという方向性だと、米欧がそういう方向に行っていないのとかけ離れてしまう」との見方を示した。

 渡辺担当相は「次の日銀総裁人事は非常に大事なポイントになる」との見方を示したうえで、総裁に求められる資質について「経済・金融のことがよく分かっている人。とりわけマーケットが分かっている方にやってもらわないと危うい」と述べた。また「総裁も副総裁も政策委員も、いったん選ばれてしまったら責任を問われないのが今の日銀法だ。だから、最初選ぶときが肝心だ」と強調した。

 <株安、小手先の対応しても意味はない>

 同日の日経平均株価は1万3000円を割り込み安値を更新した。渡辺担当相は「サブプライムローン(信用度の低い借り手向け住宅融資)問題が米国経済のダウンサイドリスクを顕著にしてきた。その連想で株価が下がっている」と指摘。そのうえで「米国の経済対策がどの程度の効果を発揮するかをみていきたい」との姿勢を示した。

 国内の株安対応策については「株価対策は昔はよくやっていたものだが、小手先の対応をしてもあまり意味はない」との見方を示した。そのうえで「マクロ政策として日本が打てるのは金融政策だけだ」と繰り返し強調した。

 渡辺担当相は同日の閣議終了後、官邸で福田康夫首相と会い、株安について協議した。渡辺担当相は「ダボス会議もある。まだ私の出席が国会で認めてもらったわけではないが、そうした場面でどういうメッセージを出していくべきかについて、私の意見を申し上げた」と話した。ただ、この首相との会談で日銀総裁の人事について話したか、と問われたのに対しては「ノーコメントだ」と答えた。総裁人事については「私には権限はない。首相が決める話だ」と語った。

  (ロイター日本語ニュース 村井 令二記者)

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