Reuters logo
サブプライム関連損失は損保各社の開示の範囲内=損保協会長
2008年3月21日 / 08:12 / 10年後

サブプライム関連損失は損保各社の開示の範囲内=損保協会長

 [東京 21日 ロイター] 日本損害保険協会の江頭敏明会長(三井住友海上火災保険8752.T社長)は21日の定例会見で、サブプライムローン(信用度の低い借り手向け住宅融資)に端を発する信用収縮問題が損保会社の決算に与える影響について、直接与える影響は第3・四半期末の決算や各社が個別に公表している内容にとどまり、際限なく続くものではないとの見方を示した。

 江頭会長は、サブプライム関連の損失が、損保各社の08年3月期通期の決算に与える影響は「第3・四半期決算時(07年12月末)とほぼ同様の状況にあると想定している」と述べ、一部、すでに業績修正を公表している損保を除いては、現時点でサブプライム問題の関連で決算予想が大幅に修正される事態に至っていないことを示した。

 あいおい損害保険8761.T は2月22日、2008年3月期の業績予想を下方修正していた。サブプライムローン関連損失を920億円計上するのが主因で、最終損益は40億円の赤字に転落する。従来予想は165億円の黒字だった。

 一方、円高/ドル安の影響については、外貨建て資産の運用でマイナスの影響はあるものの、外貨建ての保険契約と「トータルでみた場合は今期決算に与える影響はそれほど大きくない」と述べた。

 株安に関しては、評価損の発生で、決算に一部影響が出る可能性はあるとした。ただ「損保の保有株式の簿価は非常に安く、価格変動準備金の備えも持っているので、現在の水準であればフローに深刻な影響を与えることはない」と述べた。

 ただ、株安が長期化すれば、資産運用の環境悪化が予想されるほか、円高の影響として景気の減速や貨物保険への影響も考えられると指摘し「今後の動向を注視していきたい」と語った。

(ロイター日本語ニュース 江本 恵美記者)

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」
0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below