April 17, 2008 / 1:42 AM / 12 years ago

FRB当局者、米経済は極めて軟調との見方示す

 [アラメダ(米カリフォルニア州) 16日 ロイター] 米連邦準備理事会(FRB)当局者2人は16日、米経済について、リセッション(景気後退)かどうかにかかわらず、極めて軟調だとの見解を示した。一方で、インフレが懸念材料だとした。

 4月16日、米連邦準備理事会(FRB)当局者2人は、米経済について、リセッション(景気後退)かどうかにかかわらず、極めて軟調だとの見解を示した。写真はニューヨークのビル群。昨年6月撮影(2008年 ロイター/Shahida Ariff Patail)

 米サンフランシスコ地区連銀のイエレン総裁は会合で、米経済見通しは「非常に不透明」で、よくても鈍い成長になるとの見方を示し、「米経済はほぼ失速しており、2008年上期には縮小する可能性がある」と述べた。その後記者団に「リセッションの可能性を排除しない」と語った。

 米フィラデルフィア地区連銀のプロッサー総裁は講演で、リセッションと呼ぶかどうかにかかわらず、経済は十分悪いと感じられるほど減速したと述べた。

 同総裁は講演後、記者団に、成長見通しは弱く、成長鈍化は雇用から生産に及ぶすべてに影響を与えると語った。

 また、FRBがこの日発表した地区連銀経済報告(ベージュブック)では、経済状況が全米の大部分で悪化し、同時に食品・燃料・原材料の物価が上昇していることが指摘された。

 同報告では、ボストン地区が小売業者にとって「リセッションが12月に始まったようだ」と述べ、ここ数年で初めて「リセッション」の表現が使われた。

 FRBのミシュキン理事は、金融市場の混乱が続くなか、小規模な企業の資金調達は、今後一層困難でコストがかかるものになるとの見方を示した。

 プロッサー総裁とイエレン総裁はそれぞれ、インフレへの懸念をあらためて示した。

 ミシュキン理事は、必要なら金利を引き下げる余地があるとの見方を示した。同理事は「明らかに、金利水準をゼロ以下にすることはできない。ただ現在の金利は2.25%で、必要であればそれを引き下げる余地はある」とした。

 一方、プロッサー総裁は「インフレは懸念材料だ。かなり前からそう言い続けてきた」と述べた。

 イエレン総裁は、景気低迷が今後のインフレ上昇にブレーキをかける役目を果たすとしたうえで、消費者物価指数(CPI)のコア指数は今後数年で前年比2%の水準に低下するとの見方を示した。ただ、「インフレは問題だ」とし、FRBは現在の緩和サイクルにおいて必要以上に金利を引き下げないよう注意すべきだと述べた。

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