[サンパウロ 23日 ロイター] ブラジル農牧省は23日、国内供給の確保と価格の安定維持のため、コメの輸出を一時的に停止すると発表した。ステファネス農牧相は声明で「ブラジルではコメは自給自足でき、若干の余剰分がある。しかし、収穫までの今後6─8カ月、供給の安定確保のため輸出を停止する」と述べた。
政府はまた、価格高騰防止のため、160万トンある政府コメ在庫から一部を売却する計画を明らかにした。
ブラジルはコメの主要輸出国ではないが、世界第2位のインドと3位のべトナムが輸出規制措置を取っており、これに追随した。