May 8, 2008 / 5:37 AM / 10 years ago

三菱ケミの今期は2ケタ営業増益、製薬子会社の合併がフル寄与

 [東京 8日 ロイター] 三菱ケミカルホールディングス(4188.T)は8日、2009年3月期の営業利益について前年比26.4%増の1580億円とする予想を発表した。連結子会社である田辺三菱製薬(4508.T)の合併効果が利益を押し上げると見込む。

 この予想は、ロイターエスティメーツによる主要アナリスト12人の予想平均値1516億円を上回っている。

 昨秋に田辺製薬と三菱ウエルファーマが統合し発足した田辺三菱製薬によるヘルスケア事業が、営業利益で前期比238億円増の810億円と全体の利益を押し上げる。会見した同社の吉村章太郎取締役は、田辺三菱の統合効果について「終わった期は半年分だったが、(今期は)年間分が寄与する」と説明した。

 基礎石化製品や合成繊維原料を手がけるケミカルズ事業も、販売数量増や合理化による効果、原料炭の価格高騰による在庫評価益などを織り込み、同135億円増の240億円と利益押し上げを見込む。合成樹脂を扱うポリマーズ事業は、新工場立ち上げ費用が利益を圧迫し、同17億円減の100億円の減益見込みとした。

 売上高予想は前年比14.0%増の3兆3400億円、経常利益予想は同28.8%増の1660億円とした。当期利益予想は、前期に田辺三菱製薬の合併による持分変動利益があった反動で同57.3%減の700億円となる見込み。吉村取締役は「当期利益ベースで減益になるが、通常の形に戻るということ」と述べた。配当は16円を継続する。配当性向は31.5%。ナフサ単価の想定は1キロリットル当たり6万8000円(前期は同6万1500円)とした。

 昨年末に生じたエチレンプラントの火災は、08年3月期―09年3月期業績に47億円のマイナス影響を及ぼす見通しとした。事故に起因する損失が187億円生じるが、140億円の保険金受取を想定している。

 (ロイター日本語ニュース、平田 紀之記者)

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