June 9, 2008 / 6:02 AM / in 12 years

ムーディーズ、フィリピンの格付け見通しをポジティブで据え置きへ

 [マニラ 9日 ロイター] 米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスのシニア・バイス・プレジデント兼上級エコノミスト、トム・バーン氏は9日、フィリピンの格付けについてロイターとの電話インタビューで、同国が今年の財政収支均衡目標を取り下げたものの、見通しは「ポジティブ」に維持する方針であることを明らかにした。

 同氏は「フィリピンは財政均衡目標を先送りしたが、なお全体的な財政規律は保っている」と指摘。「財政は依然破たんしておらず、フィリピンのアウトルックは引き続きポジティブだ」と述べた。

 フィリピン政府は今月、財政均衡の達成目標を2010年に延期すると発表、今年は国内総生産(GDP)の1%前後の約750億ペソ(17億ドル)の赤字を計上するとの見通しを示した。

 アロヨ大統領は経済の成長鈍化を回避するため策定した政府インフラ建設プログラムに加え、インフレ高騰の影響から低所得者層を守るための補助金支給を政府に命じた。

 バーン氏は「政府はコントロールを失ってはいない。GDP伸び率の鈍化と対GDPで1%もしくは1%強の赤字は、B1格付けに対するポジティブな見通しと矛盾しない」と述べた。

 ムーディーズは2月、昨年の経済好調を受けた政府の財政改善を考慮し、フィリピンの格付け見通しを「ステーブル(安定的)」から「ポジティブ」に引き上げた。ただ信用格付けについては、投資適格等級を4段階下回る「B1」に据え置いた。

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