June 10, 2008 / 5:15 AM / 11 years ago

米リーマン・ブラザーズ、商業銀行との合併圧力にさらされる可能性

 [ニューヨーク 9日 ロイター] 米証券大手リーマン・ブラザーズLEH.Nは、増資の実施により当面は独立を維持できる見通しだが、中長期的には合併先を探す必要に迫られる公算が大きい。

 6月9日、米証券大手リーマン・ブラザーズは、増資の実施により当面は独立を維持できる見通しだが、中長期的には合併先を探す必要に迫られる公算が大きい。写真は4日、ニューヨークで撮影(2008年 ロイター/Brendan McDermid)

 リーマンは9日、60億ドルの公募増資を実施した。また、第2・四半期の損失が予想を上回る27億7000万ドルになるとの見通しを示し、株価が5年ぶりの安値を付けた。

 専門家らは、リーマンのような独立系証券会社は、安定的な資金源へのアクセスを確保するため、商業銀行パートナーを探す必要に迫られる可能性があると指摘する。

 パートナーを得ることで、将来のショックへの対処や、規制当局がレバレッジを規制した際の成長の維持が可能になる見通しだ。

 疲弊した証券会社は、信用危機が後退し始めれば、投資銀行業務への進出を狙う商業銀行にとって魅力的な合併相手になるとみられている。

 法律事務所ジョーズ・デーのパートナー、チップ・マクドナルド氏は「商業銀行と提携関係にある証券会社に対し、ベアー・スターンズ型の買収を仕掛けるのは困難だろう」とし、「M&Aが考慮され始めるのは、状況が安定化した後だ」と付け加えた。マクドナルド氏はリーマンに関するコメントを差し控えた。

 フォックス・ピット・ケルトンのアナリスト、デービッド・トローン氏は前週、米証券会社と国内外の商業銀行の「歴史的な」統合が、早ければ来年にも実現するとの見方を示した。

 トローン氏はリポートで、ゴールドマン・サックス(GS.N)、モルガン・スタンレー (MS.N)、メリルリンチMER.N、リーマンと商業銀行の「かなり早い時期の合併」を予想した。

 また、米銀大手バンク・オブ・アメリカ(BAC.N)のケネス・ルイス最高経営責任者(CEO)も前月、証券会社は資本市場で自身を保護するため、商業銀行と合併する公算が大きいとの見方を示した。

 ルイス氏によると、独立系証券大手は「希少種」となり、バランスシートの強化と安定性を確保するため「商業銀行との合併」を選択するか、余儀なくされる可能性がある。

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