June 21, 2008 / 1:05 AM / 10 years ago

ダウが3月中旬以来の1万2000ドル割れ、原油高や銀行めぐる懸念で

 [ニューヨーク 20日 ロイター] 米国株式市場は急反落。ダウは3月17日以来の1万2000ドル割れとなった。原油価格高、銀行のモーゲージ関連の追加評価損懸念から、投資家の不安が高まった。

 6月20日、米国株式市場は急反落し、ダウは3月17日以来の1万2000ドル割れとなった。写真は昨年3月にニューヨーク証券取引所で撮影(2008年 ロイター/Lucas Jackson)

 ガソリン価格高の影響を理由に、スタンダード&プアーズ(S&P)が米自動車大手フォード・モーター(F.N)、ゼネラル・モーターズ(GM)(GM.N)、クライスラーの格付けを引き下げる可能性を明らかにしたことも地合いの悪化に拍車を掛けた。

 GMは6.8%安、フォードは8.1%安となりダウを押し下げた。

 中東の緊張やドル安を背景に原油価格が上昇し、インフレと個人支出への懸念が一段と強まった。

 相場は下落して始まった。メリルリンチのアナリストが、バンク・オブ・アメリカ(BAC.N)、リージョンズ・フィナンシャル(RF.N)、サントラスト・バンクス(STI.N)、ワコビアWB.Nについて、減配の可能性と追加増資の必要性があるとの見方を示し、銀行株に売りが出た。

 メリルMER.Nが業績予想の下方修正やモーゲージ保有に絡む追加評価損を発表するとのうわさが、メリルと他の投資銀行の株価を押し下げた。メリルの広報担当者はコメントを控えている。メリルは4.6%安となった。

 ダウ工業株30種は220.40ドル(1.83%)安の1万1842.69ドル。

 ナスダック総合指数は55.97ポイント(2.27%)安の2406.09。

 S&P総合500種指数は24.90ポイント(1.85%)安の1317.93。

 週間ベースでは、ダウが3.8%、S&P500が3.1%、ナスダックが2.0%それぞれ下落した。

 連邦住宅抵当金庫(ファニーメイ)FNM.Nが4.8%、連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)FRE.Nが7.7%それぞれ下落した。UBSがファニーメイの利益見通しを、リーマン・ブラザーズがファニーメイとフレディマックの利益見通し引き下げた。

 この日は株価指数先物やオプションなどの清算日が重なる「クアドループル・ウィッチング」となったことでボラティリティが高まった。

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