July 4, 2008 / 7:09 AM / 11 years ago

東京外為市場・15時=106円後半、株安でもクロス円は堅調

        ドル/円    ユーロ/ドル  ユーロ/円

午後3時    106.73/78  1.5715/20  167.80/83

正午現在    106.70/75  1.5715/20  167.72/78

午前9時現在  106.69/74  1.5683/86  167.33/43

前日NY17時  106.77/82  1.5694/98  167.59/67

 [東京 4日 ロイター] 午後3時過ぎのドル/円は、前日ニューヨーク市場の午後5時時点とほぼ同水準の106円後半で取引されている。前日に米雇用統計と欧州中銀(ECB)理事会をこなし、きょうは米独立記念日で海外市場が薄商いになるとの見通しもあり、東京時間の取引でも模様眺めムードが強い。日経平均株価は1953年以来始めて12日営業日連続で下落し、原油価格は高値圏で推移しているにもかかわらず、クロス円相場は堅調。

 ユーロは午後3時25分現在、対ドルで1.5722ドル付近、対円では168円付近ときょうの高値圏にある。

 前日、ECBは理事会で予想通りに金利を0.25%引き上げ4.25%とした。

 政策発表後、ユーロ/ドルは4月23日以来の高値となる1.5909ドルまで上昇した。ただ、トリシェECB総裁が、現在の金利水準は物価安定目標の達成に寄与するとの見方を示したことや、ECBが声明文で強いトーンを打ち出さなかったことで、ユーロ売りが進んだ流れをうけて、東京市場でも朝方に1.5673ドルの安値をつけた。

 だが、「ユーロ売りは、これまでの上昇トレンドの一時的な修正。欧米金利差から、ユーロ/ドルが大幅に下落する余地は限定的」(外銀)と見方が多い。 

 前日のECB理事会声明文では、Acting in a firm and timely manner(確固とし、時宜を得た行動)という文言が省かれた。この文言はこれまでECBが引き締めバイアスであることを示唆するのに使われてきた。

 その代わりにECBは、monetary policy stance following today's decision will contribute to achieving our objective(今回決定した金融政策のスタンスがわれわれの目標を達成するのに役立つ)という文節を復活させ、ニュートラルなスタンスを表明した。 

 ユーロ/円を筆頭に、クロス円相場は総じて堅調で、12日営業日連続の日経平均株価の下落や、原油価格の高止まりにも関わらず、「円を積極的に買う材料がない」(外為ブローカー)ことから、堅調となっている。

 英ポンド/円は211.97/212.04円で午前9時の211.49/61円から上昇。豪ドル/円は102.80/90円で午前9時の102.34/44円から上昇している。

 <ドル高は下振れする米経済指標と不整合>

 堅調なクロス/円をうけて、ドル・円相場も上値が軽くなってきたが、前日からのドル高には懐疑的な見方も多い。

 「全般的に米経済の弱さを反映するデータが出たにもかかわらず、ドル円は下げ止まったばかりか、上昇している。これは指標内容と不整合と言え、ドルは下落リスクをはらんでいる」 とロイヤルバンク・オブ・スコットランドのヘッドオブFXストラテジー山本雅文氏は指摘する。

 6月の米雇用統計では、非農業部門雇用者数が6.2万人減と予想通りであったものの、過去2カ月の計数が合計で5.2万人下方修正された。失業率は5.5%と予想よりも高かったほか、新規失業保険申請件数は40.4万人と市場予想を上回った。米供給管理協会(ISM)非製造業総合指数は48.2と市場の予想を下回り、50を割り込んでいる。

 「米国の場合、インフレよりも経済成長の減速がクローズアップされるようになるだろう。金融機関の信用不安問題が払しょくされていないこともドル売り要因だ」とBNPパリバ外国為替部長の好川弘一氏は語る。

 信用収縮を背景とするLIBOR(ロンドン銀行間取引金利)の高止まりや、不安定化する中東情勢を受け、ダブルA格の金融機関の調達金利と同期間の米財務省証券の金利差を表すスワップ・スプレッドは、4カ月ぶりの高水準に達している。2年物スワップ・スプレッドは97.50―101.50ベーシスポイント(bp)の気配値。前日ニューヨーク市場の高値99.75bpとほぼ同レベルで、3月10日以来の高水準。

 <スイスフランは10年ぶりの高値圏>

 スイスフラン/円は104.15/24円付近。足元ではイランの核開発をめぐり中東情勢が緊張を高めており、外為市場ではスイスフラン買いが進んでいたと指摘される。ただ、前日の取引で105円前半から103円後半に急落した。市場では「ユーロ売りに連動したほか、地政学リスクがやや緩んだことを反映しているのではないか」(外銀)とみられている。

 スイスフラン/円は1998年に一時100円付近に上昇した後2000年には60円付近に下落、その後じり高となっており、現時点ではこの10年間の最高値圏で推移している。

 (ロイター日本語ニュース 森佳子)

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