July 10, 2008 / 7:31 AM / 11 years ago

金融庁があおぞら銀に改善命令へ、前期実績3割ルールに抵触

 [東京 10日 ロイター] 金融庁は、あおぞら銀行(8304.T)に業務改善命令を近く発動する方針を固めた。公的資金注入行に義務付けている経営健全化計画の収益目標に対し、2008年3月期の単体当期純利益の実績が3割以上少なく、金融庁の「3割ルール」に抵触したため。関係筋が明らかにした。

 あおぞら銀が金融庁に提出した経営健全化計画では、08年3月期の単体当期純利益は760億円だったが、実績は35億円にとどまっていた。米国のサブプライムローン(信用度の低い借り手向け住宅融資)問題の影響で証券化商品などの損失が膨らんだことが響いた。

 また金融庁は、琉球銀行(8399.T)と岐阜銀行8528.NGに対しても08年3月期の単体当期純利益が経営健全化計画に盛り込んだ目標値より3割以上少なかったことから、業務改善命令を出す方針。琉球銀の経営健全化計画は52億円の目標だったが、実績は13億円にとどまった。岐阜銀は28億円の目標に対して7億円の実績だった。

 公的資金の注入行に対する「3割ルール」では、銀行が作った経営健全化計画の収益目標から実績が3割以上少なくなった場合、金融庁は行政処分を発動することができる。さらに金融庁は、2期連続で3割を下回った銀行には経営トップの退任を迫ることとしている。

 金融庁は昨年、新生銀行(8303.T)に対して、07年3月期の単体業績が経営健全化計画の目標値を大幅に下回ったことから業務改善命令を出した。新生銀は08年3月期にも、サブプライム損失に苦しんで業績予想の下方修正を繰り返したが、本店ビルの売却益などの計上で2期連続の3割ルール抵触の事態は回避した。

 (ロイター日本語ニュース 村井 令二記者)

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