August 19, 2008 / 12:40 PM / 11 years ago

男子レスリングで松永が銀・湯元が銅、日本のメダル獲得記録継続

 [北京 19日 ロイター]  北京五輪男子レスリング・フリースタイル55キロ級は19日、北京農業大学体育館で行われ、日本代表の松永共広は決勝で敗れ銀メダルとなった。同60キロ級に出場した湯元健一は準決勝で敗退したものの3位決定戦で勝利し銅メダル。日本男子レスリングは14大会連続のメダル獲得となった。

 8月19日、北京五輪男子レスリング・フリースタイル60キロ級が行われ、日本代表の湯元健一は3位決定戦で勝利し銅メダルを獲得(2008年 ロイター/Oleg Popov)

 <松永は強豪破りメダル確定>

 男子レスリングは前回アテネまで13大会連続でメダルを獲得している日本の「お家芸」。だがグレコローマン60キロ級に出場した07年世界選手権準優勝の笹本睦がメダルを逃し、メダル獲得連続記録に「黄信号」がともっていた。

 窮地を救ったのは軽量級の2人。松永は準々決勝で03・05年世界王者のディルショド・マンスロフ(ウズベキスタン)を撃破。準決勝でも07年世界王者のBesik Kudukhov(ロシア)を2─0のストレートで破り銀メダル以上を確定させた。決勝はノーマークのヘンリー・セジュード(米国)に敗退したが、日本レスリング協会会長でもある福田富昭日本代表選手団団長は「チャンピオンを2人破り決勝までにエネルギーを使い果たしたが、あそこで踏ん張ったからこそメダルが確定した。よくがんばった」とねぎらった。

 試合後、松永に笑顔はなかったが「やっぱり世界チャンピオンになるのが目標だったので、その点は悔しいが、世界で2位になったほか、マンスロフに勝ったことはうれしい」と自ら納得するように振り返った。

 <湯元も世界トップレベルと渡り合う>

 湯元は準決勝で2年連続欧州チャンピオンのVasyl Fedoryshyn(ウクライナ)に負けたが、準々決勝では日本の高塚紀行が3月のアジア選手権決勝で負けた相手Yogeshwar Dutt(インド)に勝利。3位決定戦でも07年世界選手権3位のBazar Bazarguruev(キルギス)に2─0で勝利した。

 湯元も試合後「やっぱり金メダルが欲しいが、とりあえず自分の通過点として、今の自分の実力ではよくやったと思う」と満足した様子だった。福田会長も「世界のトップレベルに湯元は上がったといえる」と評価した。

 松永と湯元がメダルを獲得し日本男子レスリングは1952年ヘルシンキ大会以来のメダル連続記録を途切れさせずにすんだ。だが1988年のソウル大会以来20年間ぶりの金メダリスト誕生とはならなかった。日本レスリングの課題について福田会長は「しっかりしたタックルの技術を持てば勝利に結びつくレスリングができる」と述べるが、あすの66キロ級に出場する池松和彦が最後の望みであり、それよりも体重が重い階級では五輪出場権さえも確保できていないのが現状だ。

 (ロイター日本語ニュース 伊賀 大記記者)

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