August 20, 2008 / 7:30 AM / 10 years ago

米リセッションの確率は53%に低下、来年半ばまでに利上げも

 [ニューヨーク 19日 ロイター] ロイター調査によると、米経済は今後2四半期にわたりスタグネーション(停滞)が予想されているものの、リセッション(景気後退)入りの可能性は5割近くに低下した。

 8月19日、ロイターが行った調査では米国のリセッション入りの可能性は5割近くに低下。写真はニューヨーク証券取引所。1月撮影(2008年 ロイター/Lucas Jackson)

 また、最近のエネルギーコストの大幅下落に助けられ、米経済が最終的に回復すれば、米連邦準備理事会(FRB)はインフレ抑制のため、来年の半ばまでに利上げを実施する可能性があるとみられている。

 8月14―19日に実施された同調査では、2008年の米経済見通しが全般的にやや悪化したものの、09年については楽観的な見方が高まった。

 調査によると、米国内総生産(GDP)伸び率は08年が1.2%となり、09年には2.0%に加速する見通し。7月の調査時点では、08年のGDP伸び率は1.3%、09年は1.8%になると予想されていた。

 原油価格が過去1カ月間に113ドル付近に下落したことで、個人消費や企業支出がそれほど大きく圧迫されないとの見方が浮上し、09年の見通し改善につながった。

 リセッション入りの確率も53%と、7月時点の60%からやや低下した。

 FRBの利上げに関しては、政策金利は現在の2.0%から09年末までに3.0%になると予想されている。

 インフレについては、主にクレジット危機の影響で、今後1年間にかなり緩和するとみられており、消費者物価指数(CPI)上昇率は第3・四半期には2.1%の水準で底打ちする見通し。

 ただ、コアインフレ率は依然として2%を上回るとみられており、08年が平均2.4%、09年が2.3%となる見込み。いずれも7月時点の予想から0.1%ポイント上昇した。

 専門家は、米経済がリセッション入りするかどうかは、住宅市場の動向に左右されると指摘している。

 ゴールドマン・サックスの米国担当チーフエコノミスト、Jan Hatzius氏は「景気刺激策の影響が後退することなどにより、個人消費が圧迫されることから、米国の内需は今後数カ月にわたり鈍化する見通しだ」との見方を示した。

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