September 22, 2008 / 2:45 AM / in 11 years

日経平均が大幅続伸、米金融安定化策受け買い先行

 [東京 22日 ロイター] 午前の東京株式市場では、日経平均が大幅続伸となった。米当局が金融安定化策を打ち出し前週末の米株が上昇したことから、国内株式も銀行など金融株を中心に買い先行で始まった。

 9月22日、午前の東京株式市場では、日経平均が大幅続伸。写真は8月、都内の株価ボード前で(2008年 ロイター/Yuriko Nakao)

 寄り付きから1万2000円台を回復し、一時300円を超す上昇幅となったが、買い一巡後は伸び悩み。市場では「下値は徐々に固まってきたものの、明日の休日を前に利益確定売りも出て上値を抑えた」(国内投信)との指摘があった。

 前場の東証1部騰落数は値上がり1080銘柄に対して値下がり542銘柄、変わらずが96銘柄だった。 

 株式市場は米国の金融安定化策をひとまず好感した形だ。ただ、上下両院で多数を制する野党民主党からは、監督強化や、買い取りを希望する金融機関幹部の報酬制限、住宅保有者の支援などを盛り込むよう求める声が上がるなど法案化を前に課題もあり、効果については市場は半信半疑だという。 

 グローベックス(シカゴの24時間金融先物取引システム)が軟調に推移しており、今晩の米株をにらんでの警戒感もある。大和住銀投信投資顧問チーフストラテジストの門司総一郎氏は「グローベックスの動きは、米金融安定化策によって市場の警戒感が完全に払しょくされていないことを示唆しているようだ。19日の米国株式が大幅上昇したのは、7000億ドルという不良資産の買い取り規模よりも空売り規制の効果の方が大きかったのではないか」と述べた。別の市場関係者は「金融機関が不良債権の売却を渋る可能性もあり、実効性を見極める必要がある」(準大手証券)とみている。

 午前の日経平均は、朝方に大きく買われた後、徐々に見送り商状となった。米金融安定化策を受けて買われた銀行株も伸び悩んだ。「急な戻りに対する警戒感もあり、利益確定売りも出て伸び悩んだ」(準大手証券トレーダー)という。19日のシカゴ日経平均先物の終値(1万2475円)に届かなかったことで失望感も出たようだ。 

 個別では、米国株式市場の大幅上昇を好感し、ソニー(6758.T)やキヤノン(7751.T)などの主力ハイテク株が堅調。業績予想を赤字に修正した東芝(6502.T)も、米国株高の影響で買われた。

 みずほフィナンシャルグループ(8411.T)や三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306.T)、三井住友フィナンシャルグループ(8316.T)の大手銀行は揃って上昇し、東証1部売買代金の上位3位を占めた。

 子会社の不正会計が明らかとなっているGSユアサ(6674.T)はストップ安となった。

 (ロイター日本語ニュース 石渡亜紀子)

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