[コロンボ 25日 ロイター] スリランカ政府は、伝統的なアーユルヴェーダに基づく医療で使う生の大麻が不足していることから、国によるマリフアナ栽培を計画している。
スリランカの伝統医療省は今月、8ヘクタールの農場で年間4トンの大麻を栽培する計画を発表。マリフアナは同国で1890年代から違法となっているが、同省は例外的な措置を求めている。
ハーブや自然療法を広く用いるアーユルヴェーダは、心身の癒しを目的としており、スリランカでは西洋医学の医師よりアーユルヴェーダの医療施術者の方が多い。
マリフアナ栽培を計画している同省によると、生の大麻は油で揚げ、約18種の伝統薬に使われるという。