October 9, 2008 / 1:37 AM / 11 years ago

情報BOX:主要国中銀による協調利下げの功罪

 [フランクフルト 8日 ロイター] 欧米主要国の中銀が協調利下げに踏み切ったが、金融機関の健全性が疑問視されていることによる世界的な問題のため、利下げだけでは不十分と見られている。今回の協調利下げによる功罪とみられる点は以下のとおり。 

 10月8日、欧米主要国の中銀が協調利下げによる功罪とみられる点をまとめた。写真は英中銀前で先月撮影(2008年 ロイター/Luke MacGregor)

 ●利点

 ◎協調行動により、世界的な金融システム支援に向けて必要なら異例の措置をとる用意があることを示した。

 タレット・プレボンのレナ・コミレバ氏は「協調利下げは、しばらく前まで考えられなかったことで、主要7カ国(G7)当局が危機に対応するため何でも措置を講じることを示した」と述べた。 

 ◎市場の混乱が経済成長に及ぼす影響を認識させた。追加景気対策は市場急落の景気への影響を抑制。 

 ◎中国が協調利下げに加わったことは、世界的な問題解決に向け先進国当局と新興国が協力することを示す。 

 ◎今回の措置で信用コストが低下。企業や個人の支出余地が拡大。 

 ●考えられる落とし穴

 ◎異例の措置で、これまで考えられていたより景気見通しは悪いとの懸念がひろがる可能性。 

 ◎今回の措置の結果、自動的に銀行間貸出が再開するわけではない。 

 ◎多くの国で食品・エネルギー価格高でインフレが高水準となっており、金融政策の緩和で一段と更新し個人消費を抑制する可能性。  

 ◎借り入れコスト低下で一部投資家がリスク資産への投資に向かう可能性。 

 コメルツ銀のエコノミスト、ピーター・ディクソン氏は「支援策になるかどうかは、いずれわかるだろう。市場を支援するかどうかは短期的には疑問だ。景気を支援するかはノーだ。最近の事態がどういう意味を持つかを正確に認識するには、数週間、数カ月、何年かかかるかもしれない」と述べた。

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