October 10, 2008 / 5:52 AM / 11 years ago

日本株は依然魅力、投資家はディフェンシブ株に逃避=ゴールドマン

 10月10日、ゴールドマン・サックス証券は投資家はディフェンシブ株とキャッシュに逃避しており日本株は相対的に優位と指摘。写真は都内の株価ボード。3日撮影(2008年 ロイター/Toru Hanai)

 [東京 10日 ロイター] ゴールドマン・サックス証券(GS証券)は、10日付のリポートで、GS証券が今週、訪問した米国投資家のうち数社は、日本株について(他の市場との比較で)依然として魅力的と判断していることを明らかにした。

 バリュエーションは過去最低水準にあり、一部の銘柄には強い割安感が出てきている。ただ、足元の国際優良株売りと更なるリスク圧縮への懸念から、投資家らはディフェンシブ株とキャッシュに避難している、という。

 リポートによると、日本株を依然として魅力的と判断する背景には、今後、資本を「持てる企業」と「持たざる企業」への二極化が進むなか、日本企業は前者に属し、世界の信用危機への耐性が高いと見られていることや、米ドル、ユーロ、新興国通貨との比較で円の選好度が強まっており、世界的なリスク回避が続く限り、米ドルベースの日経平均が大幅に悪化する可能性は低いとみていることなどがある。

 また、GS証券は信用危機への対応について、米金融安定化策の可決で若干は進展したが、日本がかつて辛い経験を通じて学んだように、各国の政府当局者は今回の危機が単なる流動性の危機ではなく支払能力の危機でもあり、金融機関が増資を終えるまでシステムの安定化と銀行間市場の機能回復は困難だということを認識する必要がある、と指摘している。

 このため、英国政府が8日に打ち出した大手銀行への資本増強支援策は正しい方向への一歩ではないかとし、米国やその他の国でも政府による同様の政策対応が必要だろう、としている。

 バリュエーションは過去最低、株式リスク・プレミアムは過去最高の水準にある日本株は、過去の経験則に基づけは、少なくとも15%の減益は折り込み済みということになるという。しかし成長減速懸念が高まり、警戒感から投資意欲が冷え込むなかで、バリュエーションだけで市場の本格的回復を促すのは難しいとの見方をしている。

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