[ニューヨーク 17日 ロイター] ロイター/ミシガン大学の10月の米消費者信頼感指数(速報値)は前月の70.3から57.5に大幅悪化した。今年6月以来の低水準で、単月としては1952年の統計開始以降、過去最大の落ち込みとなった。
金融危機の実体経済への影響が広がっていることが示された格好。ロイターがまとめたエコノミスト予想は65.5だった。
景気現況指数は前月の75.0から58.9に低下し過去最低。1年インフレ期待は4.5%で、前月の4.3%から上昇した。
消費者信頼感指数の過去最低値は、1980年5月の51.7。前月比で10ポイント以上低下したのはこれまでに4回のみ。
スタンダード・チャータード(スタンチャート)銀行(ニューヨーク)のアメリカ主任エコノミスト、ダグ・スミス氏は「ガソリン価格は下落しているが(消費者)信頼感は崩壊しており、良くない。人々は確定拠出年金(401k)や株式、住宅価格の動向に目が向いており、それはひどい状況となっている」と述べた。