October 19, 2008 / 11:25 PM / 10 years ago

今週の米国株、景気減速受け企業決算に注目

 [ニューヨーク 19日 ロイター] 20日から始まる週の米国株式市場では、クレジット市場の緊張が緩和の兆しを見せる一方、経済の大幅減速を受けて企業決算が焦点となる見通し。

 10月19日、今週の米国株市場では、景気減速受け企業決算が焦点となる見通し。写真は9日、ニューヨーク証券取引所(2008年 ロイター/Mike Segar)

 投資家の注目は、リセッション(景気後退)をめぐる先行き不透明感から、景気悪化がどのくらい続き、これによりどの程度企業利益が圧迫されるのかという点にシフトしている。

 週明け20日の取引は、株価が暴落した1987年10月19日のブラックマンデーから21年と1日目に当たる。ブラックマンデーにダウ平均は22.6%下落し、過去最大の下落率を記録した。

 そのブラックマンデーから21年を経たダウは、2007年10月9日につけた終値ベースでの過去最高値から約38%下げた水準にある。

 このほか今週の米株市場では、短期金融市場で翌日物金利が引き続き低下し、各国当局のクレジット市場支援努力が実を結んでいることが示されるかどうかに注目が集まる見通し。

 ジョンソン・イリントン・アドバイザーズのヒュー・ジョンソン最高投資責任者(CIO)は「重要なことは、企業が発表する業績見通しだ。第3・四半期が悲惨だったことは分かっている。問題は、第4・四半期とそれ以降はどうなのかということだ」と指摘した。

 一部のアナリストの間では、企業は業績見通しの下方修正を迫られ、景気の悪化が予想以上に長引く可能性があることが示されるとの見方が出ている。

 ドイツ銀行プライベート・ウェルス・マネジメントの米株式部門代表、オーウェン・フィッツパトリック氏は「現在の業績見通しは修正される必要がある。その方向は一方向で、下向きだ」と語った。

 20日からの週は、重要な経済指標の発表はあまりないが、20日に9月の米景気先行指数、22日に米週間住宅ローン申請指数、23日に米新規失業保険申請件数、24日には9月の米中古住宅販売が発表される。これらの指標は、住宅市場と労働市場が一段と悪化したかどうかを探る材料となる。

 20日の週に決算発表を控える企業は、機械大手キャタピラー(CAT.N)、複合企業の3M(MMM.N)、航空機大手ボーイング(BA.N)、マクドナルド(MDC.N)など。ハイテク部門では、アップル(AAPL.O)、ヤフーYHOO.O、アマゾン・ドット・コム(AMZN.O)、マイクロソフト(MSFT.O)が発表する。

 アトランティック・トラストの首席投資ストラテジスト、アル・クーゲル氏は「企業決算は、素晴らしい内容とまではいかないものの、前週に一部で憶測や懸念が広がっていたほど悪い内容にはならないと思う」との見方を示した。

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below