November 10, 2008 / 7:47 PM / 10 years ago

米政府がAIG向け追加支援、公的資金400億ドルを注入へ

 11月10日、米政府はAIGに対する追加救済策を発表した。写真はニューヨーク本社前で撮影(2008年 ロイター/Mike Segar)

 [ワシントン/ニューヨーク 10日 ロイター] 米政府は10日、アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)(AIG.N)に対する追加救済策を発表した。公的資金による400億ドルの優先株取得などが柱。

 連邦準備理事会(FRB)は、融資および資産購入資金として最大1125億ドルを供給する。

 AIGに対する支援規模は約1500億ドルと、当初の850億ドルからほぼ倍増する。一企業への支援としては過去最大。米政府は、持株比率は約80%で変わらないとしている。

 財務省はAIGが「システム上重要な企業」とし、破たんを回避する目的で追加支援を策定したとしている。

 財務省高官は記者団に対し「今回限りの、AIGだけを対象とした措置だ。AIGの株主を救済することが目的ではない。資産処分を実行する上で、資本に必要とされる余力を与える」と語った。

 財務省は7000億ドルの不良資産救済プログラム(TARP)から、AIGが新たに発行する優先株を取得する。AIGは調達した資金をFRBからの借り入れ返済に充てる。これにより借り入れ残高は850億ドルから600億ドルへ減少する。

 FRBはさらにAIGのモーゲージ担保証券や、AIGが引き受けているクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)の債務担保証券を取得するために500億ドル融資する。

 新たに発行される優先株の配当利回りは約10%。FRBは残りの融資の金利を5.5%ポイント引き下げ、3カ月物ロンドン銀行間取引金利(LIBOR)プラス3ポイントに引き下げる。また、返済期限を2年から5年に延長する。未使用融資枠のAIGの金利負担は0.75%となる。

 AIGへの資本注入により、金融安定化法に基づき財務省が第一段階として支出可能な資金枠の残りは600億ドルとなる。

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below