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米当局、スイスのUBS幹部を脱税ほう助で起訴

 [マイアミ 12日 ロイター] 米国は、スイスの銀行大手UBSUBSN.VX幹部を米顧客資産について税当局からの脱税をほう助したとして共謀罪で起訴した。

 大陪審の起訴状によると、約1万7000人の米顧客の資産200億ドルを内国歳入庁(IRS)から隠すのを手助けしたとして、当局はUBSのプライベート銀行業務を監督するRaoul Weil氏を起訴した。

 起訴状は同氏の勤務先を明示していないが、同氏はUBSのウェブサイトに取締役会メンバーとして記載され、同行ウェルスマネジメント部門の世界責任者の立場にある。

 米当局は、ある富裕層顧客が2億ドルの資産を税当局から隠匿するのを支援し、6月に有罪を認めた元UBS従業員ブラッドリー・バーケンフェルド氏のケースと、今回のケースを公的には結び付けていない。

 UBSの広報担当者は、すぐにコメントを発表する予定はない、と述べた。

 米司法省の声明によると、Weil氏は2002─07年にかけ、米顧客が200億ドル相当の資産を隠匿するための支援を行ったことを理由に起訴された。

 同省によれば、UBSはWeil氏やその他の幹部の働きから年間2億ドルの収入を得ていた。

 起訴状は、UBSの他の幹部や一部の米国人顧客を、起訴されていない共謀者、としている。

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