[シカゴ 1日 ロイター] 子どもが睡眠中に突然起き上がって叫び声を上げたりする「夜驚症」が、遺伝的な要因で起きる可能性があるとする研究報告が1日、発表された。
カナダ・モントリオールのサクレ・クール病院のBich Hong Nguyen医師らが、米小児科専門誌に発表した報告によると、調査対象となった390組の双子のうち、2人とも夜驚症になるケースは、遺伝的にほぼ同じ一卵性双生児の方が、二卵性双生児よりはるかに多かったという。
しかし、夜驚症に関連する特定の遺伝子が発見されたわけでなく、研究チームは同症が環境的要因による可能性もあるとしている。