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米クレジットカード業界、与信枠を約190兆円削減も
2008年12月2日 / 05:04 / 9年前

米クレジットカード業界、与信枠を約190兆円削減も

 [1日 ロイター] オッペンハイマーの銀行アナリスト、メレディス・ホイットニー氏は、米クレジットカード業界が今後1年半の間に信用供与枠を2兆ドル(約187兆円)超削減する可能性がある、と述べた。リスクの回避と規制の変更が背景にある。

 12月1日、オッペンハイマーの銀行アナリストは、米クレジットカード業界が今後1年半の間に信用供与枠を2兆ドル超削減する可能性があるとの見方を示す。10月撮影(2008年 ロイター/Amit Gupta)

 クレジットカードは、米消費者にとって給与に次ぐ第2の流動性の供給源となっている。

 ホイットニー氏は「言い換えれば、クレジットカードの信用供与枠の形で得られる家計の流動性のうち45%が失われるということだ」と述べた。

 9月末時点で米国で流通しているクレジットカードの半数以上が銀行大手のバンク・オブ・アメリカ(BOA)(BAC.N)、シティグループ(C.N)、JPモルガン・チェース(JPM.N)発行のもので、各行はそれぞれカード融資の残高削減、もしくは伸び抑制を検討しているという。

 クレジットカード業界は、数百万もの口座解約や信用供与枠の削減、金利の引き上げといった方法で、予想される消費者のデフォルト増大に対処している。

 ホイットニー氏によると、米融資機関の統合もまた、家計の流動性にリスクを及ぼしている。

 同氏によると、今や米国では5つの金融機関が住宅ローンとクレジットカード市場を支配するに至り、これらの機関が流動性の伸びを抑制するなか、家計における流動性の低下は不可避とみられる。

 ホイットニー氏は「家計の流動性が広範囲にわたり低下している証拠が見え始めた」とした上で、「われわれはすでに住宅ローン市場が壁に突き当たるのを目の当たりにしている。今後数カ月間で初めて縮小に転じるだろう」と述べた。

 同氏によると、クレジットカード市場は住宅ローン市場に1年半遅行しており、2010年半ばまでに縮小し始める公算が大きい。

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