December 8, 2008 / 3:50 AM / 11 years ago

空売り規制は「厳しくするのが目的でない」=財務・金融相

 12月8日、中川財務・金融相が空売り規制は「厳しくするのが目的でない」と発言。11月に撮影(2008年 ロイター/Michael Caronna)

 [東京 8日 ロイター] 中川昭一財務相兼金融担当相は8日、東京証券取引所を訪問し、東証の斉藤惇社長ら市場関係者と意見交換した。

 中川財務・金融相は意見交換の終了後、記者団に対し、政府が打ち出している空売り規制に関連して「規制を厳しくするのが目的ではない」とし、証券会社が迅速に仕事ができる観点から取り組みたいとの意向を示した。

 意見交換会には、東証社長のほか、大阪証券取引所8697.OJの米田道生社長、日本証券業協会の安東俊夫会長、投資信託協会の樋口三千人会長(大和投資信託社長)らが出席した。中川財務・金融相は冒頭のあいさつで「金融庁としても、皆さんが円滑に活力ある仕事ができるように努力する」と述べた。

 政府は、空売り規制の一環として、株券の手当てのないままの空売り(ネーキッド・ショート・セリング)を10月30日から年度内の時限措置として禁止している。さらに11月18日には追加的な対応として、空売りの注文を受ける証券会社に対して株券の手当ての確認義務を課す方向で内閣府令案を公表。この内閣府令案は、すでにパブリックコメントを締め切り、12月中に公布・施行の予定で調整を進めている。

 ただ、証券業界からは、株券手当て確認の事務負担の増加に強い懸念が示されている。これに関連して中川財務・金融相は記者団に対し「空売りの一部規制について、市場関係者の評判がよくない」との報告を金融庁から受けていることを明らかにした上で「規制をただ厳しくするとか手続きや事務作業を増やすのが目的ではなく、(証券会社が)健全でスピーディーに仕事ができるような観点でやっていきたい」と語った。

 また、中川財務・金融相は、同日の意見交換会については「税制のあり方や制度、証券行政など私の立場での仕事に対する要望もたくさんいただいた」と述べたうえで「いろいろあったが、大変勉強になった」と語った。

 一方で、週末の報道各社の世論調査で、麻生太郎内閣の支持率が低下していることについては「経済や暮らしをよくするために全力をあげろということだと思って重く受け止めている」と述べた。

 (ロイター日本語ニュース 村井 令二記者) 

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