[19日 ロイター] クレディ・スイスは日本を除くアジア株式市場について、同地域が消費主導で世界の成長回復をけん引するとして、「オーバーウエート」リストのトップに挙げた。
同社の世界株式ストラテジー部門代表アンドリュー・ガースウエイト氏は19日付のノートで、株式を「スモールオーバーウエート」にしているとして、スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)総合500種指数の2009年末の目標は1050だと述べた。
日本を除くアジア株式市場を地域別の「オーバーウエート」のトップに挙げた。米国を「スモールオーバーウエート」、英国を除く欧州を「アンダーウエート」とした。
S&P指数500指数18日の終値は、2%安の885.28。
ガースウエイト氏は配当利回りの良い大型株や通信・ハイテクなどデフレに強い短期の景気循環銘柄を推奨した。
また、深刻な経済・金融危機のなか世界には5兆ドルの過剰レバレッジが存在し、世界の国内総生産(GDP)の伸びが潜在成長率まで回復するには2─3年かかるとの見通しを示した。