January 6, 2009 / 10:29 AM / 10 years ago

12月百貨店売上高は大幅減続く、初売りでも顧客単価が低下

 1月6日、昨年12月の百貨店売上高は大幅減となる見通し。都内の百貨店の建物、昨年12月撮影(2009年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

 [東京 6日 ロイター] ロイターが実施した聞き取り調査によると、今月中旬に発表される昨年12月の全国百貨店売上高は、高額品や衣料品の動きが鈍かったことから11月に続き大幅減となり、10カ月連続で前年割れとなる見通し。

 1月上旬は、初売りで入店客数が過去最高を更新する百貨店もあったが、景気の急速な悪化や消費マインドの冷え込みで高額品や衣料品の動きが悪く、顧客単価の低下に歯止めがかかっていない。   

 企業業績の不振による株価下落や雇用不安など買い控え心理を増幅させる要因が重なり、消費環境の厳しさが増すなか、昨年12月は土日が前の年より1日ずつ少なかったことも影響し、百貨店売上高は大幅減が続いている。売り上げ状況について各社からは、主力の衣料品や高額品がクリスマス商戦で苦戦したとの指摘が相次いだ。「顧客は慎重で、財布のひもを締めている。このため、ラグジュアリーブランドなど不要不急な物は動かない。主婦層が景気には特に敏感だが、通常それほどでない若い人たちも報道等の影響からか、ここにきて出費に罪悪感を感じているようだ」(J.フロントリテイリング)という。 

 日本百貨店協会が前月発表した11月全国百貨店売上高は、店舗数調整後で前年比6.4%減だったが、今回の聞き取り調査からは12月も厳しい状況が続いていることが読み取れる。10カ月連続減は2004年3月─12月以来の長期間となる。 

 一方、食品部門は引き続き堅調。「歳暮やおせち、クリスマスケーキ需要が下支えした」(三越)、「北海道物産展が好調」(J.フロントリテイリング)という。景気の悪化を背景に「外食や旅行を控え、クリスマスや正月を自宅で過ごす人が増えている」、「手軽にぜいたくが味わえる百貨店の食品は人気」などとの見方が出ていた。 

 1月の初売りは好天に恵まれたことも手伝い、入店客数は一定数を確保した社が少なくない。もっとも、福袋は雑貨や食品など実用的な商品が人気で、高額品の動きは悪く、「購買単価は下がっている」(京王)という。  

 (ロイター日本語ニュース 武田 晃子記者)

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