[ワシントン 18日 ロイター] 米商務省が18日発表した1月の住宅着工・許可統計は、着工・許可件数ともに過去最低となった。在庫のだぶつきや需要低迷が建設計画の棚上げにつながっている。
1月の着工件数は前月比16.8%減少し年率46万6000戸と、1959年の統計開始以来最も低くなった。12月は56万戸に上方修正された。
1月の減少率は1994年1月以来の落ち込み。ロイターがまとめたアナリスト予想は53万戸だった。
許可件数も前月比4.8%減の年率52万1000戸と過去最低になった。アナリスト予想は53万戸。
前年同月比では着工件数がマイナス56.2%と過去最大の減少率となった。許可件数は50.5%減。
テンパス・コンサルティングの為替トレーダー、マット・エスティーブ氏は「かなりひどい数字だが、悪いことは予想されていた。米経済に底入れの兆しはまだない」と述べた。