[ロンドン 26日 ロイター] 英銀大手ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)RBS.Lは26日、2008年決算を発表し、損益が英企業史上で最大規模の241億ポンド(343億ドル)の赤字となったことを明らかにした。
また、抜本的リストラ計画を発表するとともに、元本価値で3250億ポンドの資産について、英政府の資産保護スキームに参加する方針であることを明らかにした。
RBSは約20%(2400億ポンド)の資産について、3─5年での売却などを念頭に非中核部門に移管する方針。
08年決算では、のれん代計上前の株主帰属純損失が79億ポンドとなった。主としてABNアムロの買収などに関連したのれん代およびその他無形資産の償却費は162億ポンド。
08年末時点の中核的自己資本(Tier1)比率は7.0%。
09年については、世界経済にとって非常に厳しい年になると予想している。
資産保護スキームでは、最大195億ポンドの最初に生じた損失をRBSが負担する。スキームへの参加でRBSが財務省に支払う保証料は65億ポンド。