March 19, 2009 / 5:14 AM / 10 years ago

ロイターサミット:新たな通貨バスケット創設を提案=国連有識者会議

 3月18日、国連の有識者会議は、米ドルに代わる準備通貨となる新たな通貨バスケットの創設を提案する。写真はドル円レートを表示した外国為替ボード。昨年12月、東京で撮影(2009年 ロイター/Yuriko Nakao)

 [ルクセンブルグ 18日 ロイター] 国連の有識者会議は、米ドルに代わる準備通貨となる新たな通貨バスケットの創設を提案する。同会議のメンバーで通貨専門家のアビナッシュ・パーサウド氏が18日、明らかにした。

 パーサウド氏は当地で開催されたロイター・ファンド・サミットに出席し、ユーロ導入に先立ち使用されたバスケット通貨のヨーロッパ通貨単位(ECU)、もしくは国際通貨基金(IMF)の特別引出権(SDR)に類似したバスケット通貨の創設を念頭に置いていると語った。

 同氏は「共通の準備通貨の導入に動くには、時宜を得ている」と述べた。

 この提案は、同有識者会議(U.N. Commission of Experts on International Financial Reform)が3月25日に国連に対し提出する一連の提言の中に含まれるという。

 準備通貨としての米ドルの地位は他の通貨をしのいでいるが、米国の双子の赤字が膨らむなか、米ドル相場はここ数年下落傾向にある。

 国連の有識者会議による提案に関連して、CMCマーケッツはリサーチノートで「2002年から2008年半ばにかけて米ドル相場の下落が顕著になって以来、主要国の中央銀行が外貨準備のリバランスを開始するとの思惑が台頭していた」と述べている。

 ロシアもまた、米ドルに代わる準備通貨の創設を提案する予定だ。16日に公表された、来月の20カ国・地域(G20)首脳会合(金融サミット)に向けたロシア政府の提言によると、ロシアは複数の国際機関が後ろ盾となる新たな準備通貨の創設を提案する。ロシアは近年、外貨準備の中の米ドルの割合を大幅に引き下げている。

 パーサウド氏は、こうした動きの背景には、ユーロの成功もあると分析した。また同氏は長らく、米ドルに代わり中国人民元が新たな準備通貨として台頭するとの持論を展開していたが、新たなバスケット通貨の創設はその予測に逆行すると述べた。

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