April 7, 2009 / 11:03 AM / 10 years ago

USENとヤフーが「GyaO」共同運営、動画配信の利益化狙う

 [東京 7日 ロイター] USEN4842.OJとヤフー(4689.T)は7日、両社の動画配信サービスを統合すると発表した。USENの全額出資子会社で、インターネット上で動画配信サービスを手掛ける「GyaO(ギャオ)」(東京都港区)の株式51%をヤフーが取得し、両社がGyaOを共同運営する。

 GyaOは無料動画配信の草分けだが赤字続き。国内最大のポータル(玄関)サイトを運営するヤフーと共同事業化することで、コンテンツ配信ビジネスのモデル確立を目指す。

 ヤフーは株式51%を4月末に約5億3000万円で取得する。ヤフーの井上雅博社長とUSENの宇野康秀社長が記者会見し、井上社長は統合後のサービスについて「ヤフー動画とGyaOが(それぞれの)次期バージョンで非常に似通ったものになるか、同じになる発展的な統合を目先1年くらいでやりたい」と述べた。広告配信や課金システムなどサービス基盤も統合する。

 GyaOは2005年4月にサービス開始。映画やドラマなどの動画コンテンツを無料で配信して広告収入を得るビジネスモデルの確立を目指したが、赤字が続いている。宇野社長は「広告商品としての十分な完成度に至らず、(広告)顧客に商品価値を理解してもらうのに時間がかかった。そうした中で、コンテンツの著作権が保護されないサイトが出てきた」と苦境に陥った理由を語った。事態打開のため、昨年10月にUSEN側がヤフーに提携を打診。ヤフーも「動画だけなら儲かっていない」(井上社長)状況で、統合を通じて利用者拡大とコスト削減を図り、早期の黒字化を目指すとしている。

 GyaOの映像配信サービス利用者数は月間で約650万人と、国内ではヤフー(約1100万人)に次ぐ規模だが、両サービスとも米グーグル(GOOG.O)傘下のユーチューブなどが運営する動画投稿サイトに押されている。ただ、ユーチューブは依然として著作権問題を抱えている。井上社長は「コンテンツの権利を持っている人々に対価が支払われるスキームを目指していく」と強調した。

(ロイター日本語ニュース、浜田健太郎)

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