April 9, 2009 / 7:24 AM / 11 years ago

日経平均が急反発、ポジティブ・サプライズ相次ぎ300円高

[東京 9日 ロイター] 東京株式市場で日経平均株価は急反発。前日比300円を超える上昇となり8900円台を回復した。日本の機械受注統計や追加経済対策を好感したほか、米金融機関19社がストレステスト(健全性審査)に合格するとの一部報道で後場に入り銀行株などが一段高となった。

 短期筋の買い戻しのほか、あすのオプションSQ(特別清算指数)算出にからんだ買いも入ったとみられている。

 東証1部騰落数は値上がり1403銘柄に対して値下がり244銘柄、変わらずが56銘柄だった。

 ポジティブ・サプライズが相次ぎ株価は上げ歩調を再び強めている。2月の機械受注が事前の市場予測から上振れて5カ月ぶりに前月比プラスとなったほか、10兆円程度とみられていた追加経済対策の規模が15兆円と過去最大級になり幅広く買いを集めた。複数の米規制当局者が同国の金融機関19社がストレステストに合格するとの見通しを示したと米ニューヨーク・タイムズ紙(電子版)が報じたことも銀行株などを押し上げた。

 買い主体の中心は短期筋のショートカバーや、あすのオプションSQ算出にからんだヘッジ目的の買いなどで海外の実需などの動きは鈍かったという。市場では「海外勢はイースター休暇を控えていることもあり動きは乏しい。前日の大幅安の反動もあって短期筋の買い戻しが中心だ」(大手証券トレーダー)との声が出ていた。ただ米金融機関がストレステスト合格見通しとの一部報道が広まった後は、先物などに海外勢の買いが膨らんだとの指摘もあった。

 市場では「オプションSQをあすに控えて権利行使価格9000円を巡る攻防が活発化している。現状は様々な期待感がピークに達している局面であり、楽観的に振れすぎると決算本格化後の反動がこわい」(準大手証券エクイティ部)との声が出ていた。

 実際、ムードの好転とともに企業決算への見方もやや楽観的に振れている。前日は2009年3月期業績予想の下方修正で売られたシャープ(6753.T)が急反発。赤字幅の拡大は在庫対策費用を追加計上したことなどが要因であるほか、足元では液晶パネルの需要が回復しているとして、先行きの業績回復期待が強まった。ただ市場では「液晶テレビの価格下落が続いているなど黒字化のハードルは高い」(外資系証券)との声もある。

 大和証券SMBC・グローバル・プロダクト企画部部長の高橋和宏氏は「政府による追加経済対策と併せて、ファンダメンタルズ面でも良い材料が出始め、買い戻しになかなか一巡感が出ないという印象だ。8日に発表された3月の景気ウォッチャー調査では、景気の現状判断DIは3カ月連続で上昇するなど、来週の米金融機関の決算発表までは市場心理は比較的、楽観傾向が続く可能性がある」と述べている。

 個別銘柄では、追加経済対策への期待を背景に、太陽光発電やエコカーなどの関連銘柄に資金が集まった。トヨタ自動車(7203.T)やホンダ(7267.T)などの大手自動車株のほか、ジーエス・ユアサ コーポレーション(6674.T)など電池関連株もにぎわった。

 省エネ家電購入支援では、パナソニック(6752.T)など総合電機株や、ヤマダ電機(9831.T)などの家電量販店株が関連銘柄として買われた。

 (ロイター日本語ニュース 伊賀 大記記者)

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